こんにちは菰野きむら歯科、歯科衛生士木村です。
とても気持ち位の良い、秋晴れの日が続いておりますね。
先日、院長先生の大学の後輩であり、私も総合病院口腔外科時代に大変お世話になった、福岡在住の角田雄太郎先生に院内セミナーを行って頂きました。
演題は『白血病』です。
先生はH30年の9月に、自身がこの病気を発症し入院。様々な検査、そして造血幹細胞移植を乗り越え、現在は維持療法の為に外来を受診されています。
白血病の名前だけならメディアなどでよく目にしますが、私の周りにはこの病気を発症した人はおりませんでした。正直言うと先生のことを知り、あわてて自分なりに、ネットで記事を読んだりして知識を得たのが本当のところです。しかし今回当事者の方の生の声でのお話は、頭だけでなく心にまで深く刻み込まれました。
白血病という病の患者に、私たち歯科医療従事者はどのように寄り添い、医療を行うべきなのか。患者として、歯科医師として、彼の言葉が心に響きます。
そのなかでも特に印象的だったのは、先生が今回の様にご自身の病気のこと、またご自身だけでなく御家族や周囲の事のこと、現在の状況などを包み隠さず、しっかりと私たちに話してくれたことでした。中には先生自身がマルク検査という骨髄を採取を行っている動画も見せていただきました。(検査のなかでもトップクラスで痛みがあるそうです。)
そして改めて、家族の大切さを再認識し、今の日常、自身の健康に感謝することが出来ました。
個人的な感情をあえて記しますが、私は彼を一人の人間として誇りに思います。
またセミナー宜しくお願いします。
やはり、頭の良い方は改めてお話が上手ですね。