院長の木村です。
今回も筑波総合歯研が主催する矯正のセミナーに参加してきました。
人の体は原則、歯の大きさと顎の大きさは釣り合う様に、DNAによって設計されています。では歯並びがガタガタになる人は、なぜ多いのか?
簡単です。体のどこかにズレが出ているからです。それが、呼吸器系の疾患なのか、舌や口腔周囲の筋のバランスのズレなのか、睡眠時の悪臭癖なのかは、人それぞれです。
早くに発見し、修正してあげられれば、歯並びは針金などの矯正を行わずして、自然に治ります。
矯正治療を行うにしても、小学校低学年、身体の二次成長がやってくる前ならば、割と簡単かつ費用も少なく非抜歯で、後戻りもなく治せてしまいます。
しかしながら大人への身体に成長していくと、これはなかなか難しい。現在の歯科医療で主流になってきているブラケットによるストレートテクニックでは、非抜歯はまず無理です。サスでも打たない限り、6歳臼歯を遠方に下げてのスペース確保が出来ません。
それを別の方法で、歯が並ぶスペースメイキングをし、最後にブラケットで締める。面白い方法を、先人達は考えてくれました。
この方法ならば、顎位も修正でき、非抜歯の選択も広がります。
まずは自分のスタッフの噛み合わせを助けてあげよう!