お久しぶりです。院長の木村です。
12月15日に、名古屋にて日本顎咬合学会主催のセミナーに参加してきました。
何故に今、咬合のセミナーに参加してきたか、と言いますと・・
当院は開業して9年目に突入しております。その間、多くの「通院患者さんと共に」メインテナンスを通じて、歯を守ってきました。
虫歯や歯周病は、菌の感染が原因であり、肥満などと同様に生活習慣病であることは明白な事実。
故に、歯科医院側だけが歯を守ろうとしても虫歯や歯周病から守ることは出来ません。
「患者さんとの共同作業」の上で、予防は成り立ちます。
交通事故の様に、突然に発症する病気ではありません。
病気の成り立ちも解明されている現代では、口腔内の菌のバランスを整えつつ、生活習慣を改善し、歯や歯茎を清潔に保っていけば、歯を守ることは難しいことではありません。
しかしながら、突然に歯を失う病気は存在します。
それは「歯の破折」。
歯並びや顎の位置により過剰な力が加わり続けると、歯は折れてしまいます。
日本では未だに虫歯や歯周病で歯を失う人が多いですが、虫歯や歯周病の発症が予防できている欧米では、歯を失う第1原因が歯の破折です。
神経を取ってしまっている歯は当然ですし、数は少ないながらも、虫歯になっていない健康な歯も破折することがあります。
こればかりは、いかに丁寧にセルフケアをしていても防げません。
顎の位置と筋肉のバランスを如何に整えるのか。
近いうちに、皆様に医療提供できるまで研鑽を積み、もっと地域の皆様の口腔健康の守れる様、スタッフと共に邁進してまいります。
それにしても、人体の構造は奥が深い。