こんにちは、歯科衛生士の木村です!先日、スタッフと一緒に小児歯科医の岡崎好秀先生のセミナーに参加しました。
岡崎先生のセミナーはいつも笑顔と笑い声が絶えませんが、それだけでなく、子供たちの口腔と健康を守るための大切な知識がぎゅっと詰まっています。
先生の書籍はまるで動物図鑑のようで、人間だけでなく、哺乳類や魚類、爬虫類などの動物たちも登場し、楽しく学べる内容です!
時代が変わると、子供たちの口腔の問題も変わってきます。昔は虫歯が多かったのですが、今では虫歯が減ってきた一方で、口腔機能の未発達が心配されるようになりました。
「口腔機能発達不全症」という名前の病気もあり、時にはそれが原因で窒息につながることもあります。
この病気は、「食べる機能」、「話す機能」、「その他の機能」が十分に発達していないか、正常に機能獲得ができていない状態を指し
簡単に言うと、食べたり話したりすることがうまくできず、専門的な援助が必要な状態ということです。
どんな症状なのかというと、口腔機能発達不全症では、以下の症状を認められます。
・上手にかめない
・上手に飲み込めない
・上手に発音できない
・お口を閉じることができず、常にぽかんと開けてしまう
特に、口腔機能発達不全症の代表的なサイン
『お口ポカン』はお口だけの問題だけではなく、筋力の未発達や上気道などの問題(扁桃肥大、アデノイド肥大、アレルギーによる鼻閉など)が原因となっているか、もしくは合併していることもあり、当院ではそれらを見逃しません。
岡崎先生は「子供のお口はその時代を表す」と語っておられます。私たちも、虫歯や歯周病だけでなく、子供たちの口腔機能もしっかり発達させ、
元気いっぱいの素敵な笑顔を育てることが大切だと感じています。
当院では、楽しい吹き戻しや風船などを使った遊びを取り入れて、口腔機能を伸ばす取り組みをしています!
ちょっとした「口遊び」を日常に取り入れるだけで、子供たちの未来がもっと輝くかもしれません。
ご家族でも一緒に口遊びを楽しみながら、みんなで子供たちの健康を守っていきましょう。
岡崎先生は「どうしてだろう?」と常に考えることを大切にしているそうです。私たちもこのセミナーを通じて、自分たちに何ができるかをしっかり考え、子供たちのためにできることを追求していきます。これからも一緒に楽しく学び、成長していきましょう!🌟