こんにちは。歯科衛生士の宇井です。
昨夜からたくさん雪が降って、医院のある菰野町は昨夜から真っ白。
そんな足元の悪い中、今日もたくさんの患者さんがメインテナンスを受けにいらっしゃっています。
昨日、菰野きむら歯科の歯科衛生士全員が、大阪で開催されたセミナーを受講しました。
セミナーのタイトルは
『2021年 PEC メインテナンスオープンコース』。
この講義をされている山本浩正先生は、 とても有名な先生で 歯周病を学ぶ歯科衛生士であれば、知らない者はいないと思います。
もちろん私もその一人で、山本先生の書かれた本を何冊も読んでいます。
そもそも、私が歯周病を専門的に学びたいと思ったきっかけの一つが、山本先生の書かれた本を読んだ事。
なぜ、山本先生なのか。
それは、とても分かりやすい講義(や、本の内容)で、
『学ぶことが楽しい』と思えるから!!
それは、歯科医師という立場にいながら
『どうしたら歯科衛生士に分かりやすく伝わるか』
を常に考えてレクチャーされているからではないかと思います。
そして、先生のユーモラスでチャーミングなお人柄も、きっと魅力の一つなんだと思います。
菰野きむら歯科では、開業時から一貫してメインテナンスの重要性を患者さんにお伝えしています。
それは、なぜか。
『治療後にメインテナンスで管理している人と比べて、そうでない人は10年後に歯を失うリスクが3倍になる』から。
『たまにしかメインテナンスを受けない人と、必要な間隔で定期的に受ける人では最大7倍のリスク差ができる』から。
それは、きちんと研究データに基づいた事実。
この事実を知っていると知らないとでは、将来の歯の本数が変わる可能性があるという事。
だから、私たちはいつも言います。
『あなたのリスクにあった間隔で必ずメインテナンスを受けましょう』。
そして、何度でも言います。
『虫歯は元には戻せません。病気になってから治療するのではなく、病気にならない為に歯医者に行きましょう』
そして、菰野きむら歯科の患者さん方は、皆その事を知っています。
だから、毎日たくさんの方が『治すところは無い』のに歯科医院に足を運ぶのです。
素晴らしい!!!
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虫歯や歯周病で苦しんだ過去をもつ患者さんが来院し
山本先生の講義に私が感じるような『楽しい』を
医院で予防を通して、もし私たち歯科衛生士から患者さんに感じてもらえたら。
そうすれば、お口の健康を守る為のメインテナンスは、患者さんにとって楽しい事になるんじゃないかなと思います。
私たち歯科衛生士は、患者さんが健康を維持していく為のパートナーだと思っています。
生涯に渡り、メインテナンスを通じてのお付き合いが続く。
患者さんのお口の健康をサポートしていく上で、歯科衛生士には知識や技術が必ず必要。
でも、それだけではなく、当事者である患者さんと一緒に『私たちも当事者になること』『歩幅を合わせて一緒に歩いていくこと』がとても大事なんだと感じさせて頂いたセミナーでした。
聴講者の心をつかんで離さない山本先生は、本当に素敵な先生。
相手の心をぐっとつかめる歯科衛生士になるために、これからも学んでいきたいとポジティブな気持ちになる一日でした。